作家紹介 古賀賢治さん
昭和20年福岡県八幡市に生まれ、昭和49年より唐津焼で修行
その後 平成3年に北九州市に築窯され、以降、福岡県美術展、西部工芸展など
連続で入選なさっています。
唐津焼は400年ほど前、豊臣秀吉の文禄・慶長の役のとき、朝鮮半島から海を渡ってやって来た陶工たちによって九州肥前の国、今の佐賀県〜長崎県周辺で盛んに焼かれた焼き物です。
古賀賢治さんの作風は、その人柄と同じように力強さと繊細さを兼ね備え
「野趣の美」といわれる唐津焼の伝統と気風を守りながら
現代の生活に適した要素を吹き込んで作陶なさっています。
その作品は、きちんとした美しさが凛と輝いて、見る者、使う者の心をひき付けます。
朝鮮唐津 ぐい呑 と 蚫(あわび)型向付
絵唐津 蛤(はまぐり) 9寸鉢
「絵唐津」の小皿、小付たちです。
鉄分を含む釉薬で伸びやかに、草花文、松文、千鳥文などを描く、
唐津焼の代表的な技法の一つです。
ほかに、「朝鮮唐津」「粉引」花三島、彫三島などの「三島手」「刷毛目」
「斑(まだら)唐津」などの技法があります。
朝鮮唐津
蛇蝎釉 湯呑
花三島 碗
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